上咽頭炎

上咽頭炎と咳喘息

投稿日:2018年5月15日 更新日:

こんにちは、結生です。

今回は後鼻漏とは少し離れますが、私が数年患っていた「しつこい咳」のお話しです。

 

咳喘息という病状

慢性後鼻漏(=上咽頭炎)でお悩みの皆様、またはそれ以外の皆様も、こんな症状で苦しんだことはありませんか?

  • 風邪をひいた後に咳だけが残って、1~2カ月(またはそれ以上)空咳が続く
  • かといって喘息持ちではない
  • 市販の咳止め薬、咳止めシロップが効かない

私は数年に一回、上記の症状が出ることがあり、単純に風邪をこじらせたと認識していました。後にこの症状が咳喘息と呼ばれることを知り、適切な治療後に回復した上、今のところ再発していません。

この記事は体験記ですので、咳喘息についての医学的な詳しい情報はGoogle検索で医師の正確な情報を参照してくださいね。

 

上咽頭炎との関連

この咳喘息は上咽頭炎と同様、知る人ぞ知る病状ではあるのですが、まだ一般的にはあまり知られていないようです。

そして興味深いのは、忘れられかけた上咽頭炎の存在を現在の医療界に提示した、Bスポット療法(EAT)再評価の第一功労者・堀田修先生が、上咽頭炎の直接症状として咳喘息を挙げていることです。(日本病巣疾患研究会に寄稿されている論文を参考にさせていただきました。問題がありましたらこちらまで連絡願います)

私が咳喘息を発症したのは成人してからで、子供の時、若いときは風邪をひいてもそのような症状はありませんでしたし、当時の健康診断でも喘息の兆候を指摘されたことはなかったので、考えてみれば上咽頭炎の発症時期と重なっていることは偶然ではないかもしれません。

 

気付かない咳喘息

私の場合、毎年一定の時期に症状が出るということではなく、数年に一度、風邪をひいた後に空咳がずっと続くことがありました。咳のし過ぎで腹筋が筋肉疲労で痛くなるほどです。

あまりに長く咳が続くので、そのような時は地元の内科に行って咳止めを処方してもらっていました。内科の先生も「咳が残るとなかなか治らないんだよね~」と言っていたので、私もそのようなものだと思い、疑いなく薬を飲んでやり過ごしていました

ただ、市販の咳止め薬や咳止めシロップを飲んでも、病院で処方された咳止め薬を飲んでも、あまり効いている感じがなく、当時から何となく違和感は感じていたのです。

気付いたきっかけはネットの記事

2014年の夏ごろ、風邪をひいた後にまた咳が止まらなくなり、「またこれが来たか~」と軽く考えていました。どうせ病院に行ってもあまり良くならないし、とりあえず余り効かないと分かっていても気休めに市販の咳止めシロップを飲んでやり過ごしていました。

そんな時、止まらない咳についてネット検索していたところ、咳喘息という症状があり、一般的な風邪による咳症状の治療では全く効かないばかりか適切な治療を施さないと本格的な喘息に発展するという医師の記事を見かけました。

数カ月空咳が続くこと、咳止め薬が効かないことなど、あまりに症状が一致するので、慌てて咳喘息の治療をしてくれる医院を探して受診することにしました。

 

治療

私が受診したのは豊島区池袋にある池袋大谷クリニックです。

ここがすごい人気で、予約していったにも拘わらず結構な時間を待たされました。しかし看護師さんや事務の方がすごく親切で、かつ忙しさで見るからにヘトヘトになりながら働いていたので、むしろこちらが心配になるほどでした。

まず問診をしたのですが、ここの院長、大谷先生が一見お坊さんのような、すごく感じの良い方で、話し方にバイタリティがあって、さっきの疲れていた看護師さんとは好対照でした。

問診の結果、まず喘息の検査をして、喘息の有無を確認すること。またアレルギーの検査をして、咳がアレルギー反応によるものでないかを血液検査で確認することとなりました。

「ペットは飼っていますか?」と聞かれたので「オカメインコを飼っています」と答えると、今、インコの糞が原因でアレルギー反応を起こし、咳の原因になる事例が増えているとのこと。確かに糞が乾燥すると脂粉と共に空気中に舞いやすいのは知っています。今後のこともあるので、検査項目にインコの糞も入れてもらいました。

でもインコでアレルギー反応が出てしまったらどうしよう・・・・ずっと可愛がっていたのに手放すなんでできない・・と、自分の病気そっちのけでかなり落ち込みました。

 

検査・診断

喘息の検査は機械に息を吹き込んで行ったのですが、その結果私の肺年齢は43歳だそうです(当時は35歳)。自覚はなかったものの、肺機能は少し悪かったのですね。

で、肝心の喘息の検査ですが、結果から言うと喘息ではないということでした。

診断はやはり咳喘息。でも数値があと+2だったら喘息だったそうです。まさに喘息の一歩手前。

先生も、このまま放置してたら本格的な喘息に発展していたかも、とおっしゃっていました。

その日は吸引薬を処方されるとになりました。人生初の吸引です。

吸引の仕方を先生自ら分かりやすく説明していただき、近くの薬局で吸引薬を購入して帰宅しました。

 

吸引薬による治療

吸引を始めて2日くらい経つと、明らかに咳が楽になって行くのが分かりました。何よりも、治療前は睡眠を咳に妨げられて寝不足気味だったのが、良く眠れるようになったのが有難かったです。

完全に咳が出なくなるまでは2週間くらいかかったのですが、日に日に良くなっていくのを実感できるほどでした。

 

一週間後、再診

血液検査の結果です。

インコの糞への反応は大丈夫でした!

厳密にいうとゼロ数値ではないのですが、生活には支障のないレベルとのこと。本当に安心しました。

他の数値もこのまま吸引を続ければ快方に向かうでしょう、とのことでした。

ただ症状が無くなってもしばらくは吸引を続けて、治療を万全のものにするとのことしたので、吸引はその後もしばらく続けることになりました。

お陰様で、それから4年が経つ現在でも、症状が一度も再発していません。

 

医師を選ぶ病状の存在

今回の咳喘息は、大谷クリニックを受診する前の地元の内科では治らずにお金だけ取られた結果となりましたが、その医院は地元では人気の内科ですしネットの口コミも悪くありません。

また別の話として、以前後鼻漏を治しに地元の人気医院に通った話をしましたが、ここでは後鼻漏は一向に良くならず治療費のみ嵩んだものの、こちらも地元の信頼のある耳鼻科です。

両方の医院に共通して言えるのが、一般的な治療はできるが、一般的ではない(※)治療、ここでいう咳喘息と上咽頭炎の治療は全くできなかった、診断すらしてもらえなかったということです。

※便宜上一般的でない、としていますが、上咽頭炎と咳喘息に関しては認知されていないだけで潜在的には多数存在しているのだと思います。

 

つまり、このような一般的ではない(またはそう認知されている)病状を持つ人は、たまたまかかりつけの医師が治療を施せた、という幸運に恵まれない限り、自分で症状を認識して自ら治せる医師を探さなければならない、ということになります。

幸いにも今はインターネットが一般的になり、医療関係者の記事も容易に検索できるほか、自分と同じ症状の人と繋がって情報を共有できるようになりました。

私は医師ではありませんので病気に関しては全くの無力ですが、ブログを見てくださった皆さんが私の情報を通じて何らかの「気づき」を発見し、治療のきっかけを作ってもらうことが大きな目標です。

 

次回からの投稿ではこの咳喘息騒動の2か月後、後鼻神経切断術の体験記を投稿しようと思います。

ありがとうございました。

 

-上咽頭炎

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結生(ユウキ)です。

幼少期からの鼻疾患をこじらせ、慢性鼻炎・慢性上咽頭炎と共に生きた30年と、それを克服した治療の記録を綴ります。

後鼻神経切断手術、レーザー治療、Bスポット療法の体験記を段階的に記事にしています。

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