後鼻漏の治療記 後鼻神経切断術 アレルギー性鼻炎

後鼻神経切断術を受けた話③~手術当日~

投稿日:2018年6月11日 更新日:

こんにちは、結生です。

前回までの投稿で、鼻のクリニック東京で後鼻神経切断術を受けるまでの流れをお話ししました。

 

【これまでの流れ】

  1. 後鼻神経切断術を受けた話①~初診~
  2. 後鼻神経切断術を受けた話②~手術までの流れ~

いよいよ施術日の2014年11月5日。今回は手術当日の流れと施術についてお話ししようと思います。

準備は前日から

手術前日の日中に体調確認の電話をクリニックに入れます。また、夜の9時以降は食事禁止、深夜0時以降は飲水禁止となります。誤ってこの時間以降に飲食をしてしまうと、全身麻酔下で嘔吐による誤嚥の可能性があるため、手術が中止となってしまうので注意します。

私には関係のない話ですが、喫煙者の方は前日から禁煙だそうです。

 

手術当日の流れ

家からクリニックまで

クリニックの受付時間は午前8時~8時半です。

起床後、脱水予防にコップ一杯の水を飲みます。それ以外の飲食は一切しないように注意。十分に時間に余裕をもって、パートナーに付き添ってもらいクリニックへ。当日は7時半ごろにクリニックに到着しました。

クリニック到着

クリニックの受付に入ると、通常の外来は始まっていない時間なので、ガランとしています。

受付で各種の書類を提出。その後、リカバリールームへ案内されます。

リカバリールーム

ここからは手術を受ける人のみが入るフロア(外来のフロアの上の階)です。本人と付添人にこのフロアに入るためのカードが交付されます。

このフロアがすごく洗練されたデザインで、外来のフロアほど人が多く入らないせいか、ものすごく綺麗です。なんいうか・・・スターウォーズの共和国の宇宙船の中みたいな廊下(分かりにくい?)に、向かって左側が手術室、右側にリカバリールームが並んでいて、一番奥がナースステーションになっています。

リカバリールームの中はビジネスホテルの一室のようで、広さは10帖くらいでしょうか。窓から外の光が差し込み、とても落ち着ける空間です。ここで手術までの時間を過ごします。同伴者は手術中もここで待っていてもらいます

院内服に着替え、待機。途中で内服薬を何種類か飲みましたが、種類は覚えていないです。

施術

いよいよ手術本番です。コンタクトレンズを外して、看護師さんの誘導で手術室に向かいます。私はド近眼(コンタクトは-6.50)なので手術室に行くまでが何も見えず少し怖かったですね。

手術室で横になってから色々体にくっつけられましたが、緊張もあってあまり覚えていないです。たしか「では薬を入れますね」みたいなことを言われたような気がして、その瞬間ブラックアウトしました。

全身麻酔の瞬間は、一瞬、少し咳き込むような感覚があったのですが、痛みや辛さは全くなく、スッと視界が消える感じでした。眼はその瞬間まで開けていたんですけどね。

術後

かすかな意識の中で「なんかうるさいなー」と感じたのが覚醒の最初の感覚です。その時点で手術後であることは分かっていませんでした。

自分の呼吸音と周囲の音が妙にうるさく感じて、意識が少しずつ戻ってきた時に、「あ、手術が終わったんだ」と気が付きました。その時は移動式ベッドでリカバリールームに運ばれ、ちょうど到着したところでした。

目の前に看護師さんの姿、その横にはパートナーの姿がありました。看護師さんに今の痛みがどの程度であるか聞かれ、カードみたいなものを指さしたのを僅かに覚えています(たしか痛みが10段階でどのくらいか、みたいな聞かれ方だったと思います)。痛みはあったのは覚えているのですが、我慢できないような強い痛みではなかったと思います。

時間が経つにつれ意識がハッキリしてきて、会話もできるようになってきました。麻酔中は時間の感覚が全くないので、部屋を出てからどのくらいの時間が経ったのかを同伴者に聞いたら1時間くらいとのことでした。

しばらくすると歩けるようになりましたが、何ともいいようのない体のだるさと重さがあります。退院できるのは午後2時以降で、かつ何かしら食事ができてからとのことです。正直、最初は何にも食べる気になりません。看護師さんの話では、人によってはすぐに食べられる人もいるそうですが。

何より、両鼻の鼻腔にパンパンに詰め物が入っているのが気持ち悪い。奥の詰め物とは別に、鼻の入り口に丸いガーゼが詰められていて、これは鼻血や鼻汁が溜まったら交換します。術後数日は定期的にこのガーゼを交換することになります。両鼻に詰め物があることで、鼻の通気はほとんどなく、以後一週間は口呼吸で過ごすことになります。

部屋でしばし過ごした後、午後1時ごろに事前に用意してあったコンビニの軽食を食べました。あまり腹は減っていなかったのですが、退院するために詰め込んだ感じです。

この休憩中に手術代の支払いをクレジットカードで済ませました。手術費用+当日の投薬代で、当日の支払額は ¥83,458 でした(保険適用と高額医療費制度の利用)。

退院

午後2時半ごろ、特に体調に問題も見当たらないので、無事に退院しました。この頃には多少のだるさとは残っているものの、通常の生活ができるくらいの体力は戻ってきています。

パートナーに付き添ってもらい、近隣のホテルの到着。駅に向かうパートナーにお礼を言って見送り、ここから翌朝帰宅するまでは一人で過ごします。

術後1日は多量出血のリスクが高いらしく、クリニックからは多量出血した場合の対処方法と緊急の連絡先(夜勤の医師への直通電話)が記載された紙を渡されています。当然、ホテルでは安静にする必要がありますが、アルコールを除いて食事内容に制限はなく、体調に問題がなければシャワーを浴びることもできます

退院後、何がしんどいか

ホテルではだるさで暫くダラダラしていたのですが、夕方になると急激に空腹感が襲ってきたので、コンビニで弁当を買って食べました。そしてこの先一週間の辛さを決定付けるあることに、この時気付いたのです。

食事

鼻呼吸が全くないので、食事の味が極めて味気ないものになる。

食事の味というのが 舌で感じる味覚+鼻に抜ける風味 で構成されるのは知っていたものの、そのうち一つが抜けるとこんなにも味気ないものになるのか、と、この時実感したのです。

食事を味わうというより生命維持のために栄養を詰め込むという感覚で食事をとりました。

詰め物のストレス

鼻に詰め物があることで口呼吸しかできないことのストレスがかなり大きく、気力と集中力が奪われます

レーザー治療で両鼻の施術を一日ではなるべくせずに日数を開けて片鼻ずつ施術する、という理由がこの時良く分かりました。しかもレーザー治療は強い鼻閉がでるものの僅かに通気はありますが、この手術の後は大量の詰め物で強制的に塞がれているので、何ともなりません。思わず詰め物を取ってしまいたい衝動に駆られますが、大事故になるので我慢。

ホテルで過ごす間も少量ずつ出血が続いているので、定期的にガーゼを交換するなどケアが欠かせません。特にホテルの設備を血液で汚さないように注意が必要です。

 

翌日、帰宅

無事、多量出血することなく翌日の朝を迎えられたので、ホテルをチェックアウトして帰宅します。少量ずつ出ていた出血もかなり減っているようです。

帰宅前に近隣のマクドナルドで朝食を食べたのですが、鼻が塞がっているが故の相変わらずの味気無さ。

 

詰め物が取れるのは1週間後の術後処置

術後処置はちょうど1週間後の11月12日に予約していました。それまでは味気ない食事に耐えながら日々過ごしました。

何をするにも両鼻が塞がっているストレスで気力と集中力が削がれるので、かなりしんどいです。私は手術の当日よりも、この1週間が一番辛かったですね。

 

1週間後の術後処置とそれ以降の経過については次回の投稿で

ありがとうございました。

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結生(ユウキ)です。

幼少期からの鼻疾患をこじらせ、慢性鼻炎・慢性上咽頭炎と共に生きた30年と、それを克服した治療の記録を綴ります。

後鼻神経切断手術、レーザー治療、Bスポット療法の体験記を段階的に記事にしています。

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